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絶対失敗しないサイディングのコーキング選び

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今回は『絶対失敗しないサイディングのコーキング選び』についてお話しします。新築購入の時、サイディングの柄や種類は選ばれると思うのですが、それとセットとなるコーキングは選ばれる事はまだまだ少ないのではないでしょうか?
5項目に分けて解説します。
①サイディングのコーキングとは?
②メンテナンスサイクル、交換時期
③選べるコーキングの種類
④気になる!各種類の新築概算差額
⑤まとめ、注意点

①サイディングのコーキングとは?

サイディングのコーキングはサイディングの継ぎ目やサッシ、天井などの隙間を埋めるために使用します。役割は雨水の進入やサイディングの伸縮をコーキングで補う大切な役目を果たしています。材質は変成シリコーン。2成分形の撹拌するタイプと1成分形があり、現在は硬化不良もない1成分形が主流になります。サイディングの防水層は1次防水は透湿防水シート。2次防水がコーキングになりますので非常に大切な役目をしています。

②メンテナンスサイクル、交換時期

車や道具と同じ。外壁材料や、コーキングにはメンテナンスが必要です。コーキングのメーカーや種類によっても異なりますが一般的なコーキングの現在のメンテナンスサイクルは築5年で切れ、割れなどの点検、または部分交換。築10年から15年でコーキング打ち替えとなります。このメンテナンスサイクルが設定されたのが数十年前から変わってないので、今はコーキング材料の耐久性など上がっていますので実際はもう少し延びるかなと思います。立地や、環境により劣化のスピードがかなり違うのがコーキングだと思います。実際に築25年でもコーキングの切れ、破断など確認出来ない物件も有りますし、築10年ぐらいで劣化がひどい物件もあります。適切なコーキング工事、材料を選ぶ事がコーキング長持ちさせると 思います。
③選べるコーキングの種類

窯業系サイディングのコーキングで使われる中から今回は6種類だけ紹介します。
まずは一般的なコーキングから。

メーカーはサンライズ。品名がS70、1成分形変成シリコーンで色の種類が約300色。約10年相当の促進試験では変色、ひび割れなし。種類が多く、割と硬化が早いので汚れにくいのが特徴です。
続いては今回用意できませんでしたがメーカーはオート科学。品名はオートンシーラント。こちらも1成分形変成シリコーンで色の種類は約270色、促進試験はS70と同じ。硬化した後も柔らかくサイディングの伸縮に追従するのが特徴です。一般的なサイディングの約9割が紹介した2種類のコーキングになると思います。コーキングの破断(ちぎれた様な現象)についての保証は10年になります。

続きまして一般的なコーキングを紹介しましたが、高耐候性に優れたコーキングを紹介します。

サンライズ H100。色の種類は約200色とS70と比べると少ないですが高耐候性に優れています。約30年相当の促進試験も合格し、保証は15年。

続いてオートン科学。オートンイクシード。色の種類は約185色。こちらも同じで高耐候、保証は15年。促進試験で約30年になります。

紹介した4種類はコーキングメーカーから販売している商品で、これから紹介するのはサイディングメーカーから販売している高耐候のコーキングになります。

こちらはニチハプラチナシール、指定されたニチハサイディングとセットで使う事で30年になります。コーキングの保証は15年です。

続きましてスーパーKMEWシール30。促進試験では約30年変色、ひび割れなし。外壁光セラとセットで15年保証。